しばらくして、無言電話は鳴り止んだ。





 夏休みもあとわずかとなり、宿題に追われつつ、バイトもこなし、ハードな毎日が続いてる。





 ふと思い出すのは、木村君のことばっかりだった。



 木村君、元気にしてるかな?





 シャンプーの品出しをしてた時のこと。



「あの……」



 ぼそっとした声が後ろからして、振り返ると……



な、な、なんと!!



木村君の彼女がいた!



 相変わらず、化粧が濃い。