帰り支度をして、外へ出ると了が待ってた。 「いいことあった?」 ふいに、了はそう言った。 「うん、江利達にお疲れ。 って言われた。 今までなかったのに」 「やったじゃん!! やっぱ、夏季はそういう顔してた方がいいよ」 「今日、ありがとうね! 本当に、あのおじさん怖かったから。 助かったよ〜☆」 「いやいや、そんな大したことしてないから/////」 ちょっと照れたように了は言った。 「何か悩みとかあったら、話してよ! なんか、辛そうな夏季見てるの、嫌だから」