★ブルーの彼方★






 気持ちが悪いというのか…怖いようなそんな気がして、私は急いで涙を拭って立ち上がった。



「これ…」



 そう言って、その子はゆっくりとハンカチを差し出してきた。




「いらない」



 とっさに私は、その子の手を振り払ってた。





 それから急いで、自転車に飛び乗って、家へと帰った。




何であんなひどいこと、しちゃったんだろう。




優しくしてくれたのに……。