★ブルーの彼方★

「すごいな」



 木村君の口元が、かすかに緩んだ。



「こうなったら、ステージで歌うしかないと思うよ」



 私はこれでもか! っていうほどの笑顔を作って言った。



木村君も、つられたように、ふっと笑った。



彼はただじっと、鏡の中の自分を見つめてる。



「きっと木村君、演奏しなかったら後悔するよ。


だからどうしても、木村君に歌って欲しいんだ」



 真剣に、木村君を見つめた。



「そうかもな…」



 そう言って、木村君は笑った☆



いつもの電車で、瞳を輝かせながら音楽の話をして笑っている木村君の笑顔だ!!