★ブルーの彼方★






 一通りの手当てを、木村君は終えると、すごくほっとした表情になり、こう言った。



「珍しいね、夏季がスカート履くなんて。



しかも、そのヒールの靴」



「変かな…?」



 私は恐る恐る聞いてみた。



「いいんじゃん」



 木村君は、雲を見つめながら言った。



その横顔は、どこか寂しげだった。



最後の最後に……ということなのかな?



普段からもっと、もっとおしゃれにしておくべきだったな。