「頭の中がもう、真っ白になって……
気づいたら走り出してた」
両側の、押すと印してある箇所をつまむ。
そう、ふたの部分に書かれているのが、隣から見えた。
木村君は消毒液を、透明のフィルムから取り出したものの、ふたが開けられず、困っている様子だった。
「ねえ、それって、横の出っ張ってるところ、押しながら開けるんじゃない?」
「えっ?
あぁっ! 本当だ!!」
その瞬間、彼の頬と耳が真っ赤に染まった/////
そして顔を隠すかのようにして、手を当ててた。
気づいたら走り出してた」
両側の、押すと印してある箇所をつまむ。
そう、ふたの部分に書かれているのが、隣から見えた。
木村君は消毒液を、透明のフィルムから取り出したものの、ふたが開けられず、困っている様子だった。
「ねえ、それって、横の出っ張ってるところ、押しながら開けるんじゃない?」
「えっ?
あぁっ! 本当だ!!」
その瞬間、彼の頬と耳が真っ赤に染まった/////
そして顔を隠すかのようにして、手を当ててた。



