★ブルーの彼方★






 その時、木村君が振り返り、目が合った/////





 私は痛みよりも、恥ずかしさがこみ上げ、うつむきながら反対方向へと、必死に体を動かした。


こんな姿、絶対見られたくない!!





 こっちへ走り寄ってくる気配がする。



だんだんと影となって近づいてくる…



きっと木村君だ…。



私は息を呑んだ。



消えちゃいたい……



今だけ、透明人間になりたい。



その影は、一瞬立ち止まったけど、すぐに立ち去ってしまった。