その時、木村君が振り返り、目が合った///// 私は痛みよりも、恥ずかしさがこみ上げ、うつむきながら反対方向へと、必死に体を動かした。 こんな姿、絶対見られたくない!! こっちへ走り寄ってくる気配がする。 だんだんと影となって近づいてくる… きっと木村君だ…。 私は息を呑んだ。 消えちゃいたい…… 今だけ、透明人間になりたい。 その影は、一瞬立ち止まったけど、すぐに立ち去ってしまった。