もうあたしは
「はい」
って答えるほかなかった。
きっと午前と午後のリーダーで片方が藍になることは決まってたはず。
だから午後のリーダーを狙ってた子だっていたのにも関わらず
あたしになってしまった。
ていうか、
あたしリーダーとか無理だよ・・・。
「ま、まぁ藍ちゃんが言うなら・・・ねぇ、みんな?」
誰かがそういうと
みんなが頷いた。
藍、強いなぁ。
「じゃあ午前は小林さん、
午後は斎藤さんに決定します」
決定されちゃった・・・。
あーあ。
藍が後ろを振り向くと
「よろしく」
って言ってきた。
よろしくじゃないから!
「あたしリーダーとか無理だよ?」
精一杯睨んだつもりが
「適当で大丈夫だよ」
藍には届かないみたい。

