「わ、笑っちゃだめだよ」 そういうと「ごめんね」 っていいながら二人でのろのろ歩いた。 どれくらいだろう。 いつのまにかあたしの家まで北川君を連れて来てしまった。 「あっ着いちゃった・・・」 「ははっそうだね」 あたし何食わぬ顔で家見せたけど 北川君だってお金もちなんだろうしあたしの家はしょぼいかな・・・ 「シンプルで綺麗だね」 えっ? 「い、いいよ。気使わなくて」 だって、普通に考えてこの家一般的過ぎるから・・・ 「本当のことだって」