「特別なかんじ。」
「特別・・・?」
北川君は特別と話した。
外見でも性格でもない理由。
「その子だけ光って見える」
光って・・・か。
わかる気がする。
「なんかオーラが好きなんだ。飾らないかんじの」
飾らないんだ・・・
性格いいんだろうなぁ。
ぼけ〜っと考えてると
「斎藤さんは?」
えっあっあー。
洋は・・・
「あたしも飾らない性格が好きなんだ」
洋も飾らない。
そのままの自分をあたしに見せてくれる。
「くすっ一緒だね」
いかにも相手がわかってるような顔で笑う北川君をみて
ちょっと恥ずかしい。

