｢ねぇねぇ、こんなのやめてあたし達と回ろうよ〜｣
完全に睨まれるあたし。
でも、北川君はこんな誘惑にも
｢ごめんね、今仕事あるから｣
っていってる。
｢え〜、いいじゃん。仕事ならこの人に任せればぁ?だからゆりたちと行こうよ〜｣
この人扱いのあたしは
年下にも関わらず怖いなんて思ってたり。
だってすごい睨まれるんだもん。
｢ごめん、この子一人に任せられないから｣
優しい笑顔で対応する北川君。
その時!
｢ねぇ、あんたさ。隼人君に仕事任せてんじゃないわよ。
こんなの一人でやれば?｣
いきなりあたしの方を向いたかと思ったら
ゆりとかいう女の子に言われて北川君が持ってたチラシを
バッとあたしの手にのせた。
