「鈍感!!無自覚!!」 「んなー!!」 そんな怒ったって可愛くなるだけよ。 「むやみに笑っちゃダメだからね。」 「?…うん。」 分かってないな…。 まぁ、しょうがない。 私が世の中の野獣から守るしかないな。 「俊也様、どうしたんですか?」 希美と一緒に高岡くんを見る。 …ん?赤い? まさか…彼もやられたか。 「ねぇ、ゆり、俊也赤くない? 俊也こそ熱あるのかな?」