雅紫くんと同じクラス。 同じクラスってことは、毎朝一緒に来れるかなぁ。 この事を話したら仁さん、きっと安心してくれるよね。 しばらくしてから、ようやく実感が湧いてきて、自分で頬が緩むのがわかった。 ……雅紫くんは激しく嫌がりそうだけれども。 「とりあえず自己紹介だな」 私は背伸びをして前を見た。 雅紫くんと目が合った瞬間、思いっきり顔を背けられる。 ……うん。やっぱりね! わかってはいた。 わかってはいたけど、そこまで露骨だとやっぱり傷つくな……