私が小さい声でつぶやくと、二人がピタリと動きを止めて私の顔を見た。 「え……?」 「家族ごっこになんて付き合わないって……言われた……っ」 きっと、私は今すごくひどい顔をしてるんだと思う。 二人が戸惑ってるのが伝わってくる。 「美波……」 拓ちゃんが私の頭をいい子いい子するみたいに撫でた。 サンちゃんも、背中をぽんぽんと優しく叩いてくれる。 私にとっては拓ちゃんとサンちゃんの方が、雅紫くんよりもずっと家族みたいだ。