それでもやっぱり、サンちゃんと拓ちゃんと離れずにすんだのは嬉しい。 「じゃあ、また話聞かせてよ。私も協力するからさ!」 「っサンちゃん……!!ありがと〜!!」 「美波のためなら当然でしょー!!」 私はサンちゃんと抱き合って、早くも感動のクライマックスみたいな状態だった。 よし!! 今日は記念すべき家族のスタートの日。 サンちゃんも拓ちゃんも応援してくれたし、頑張んなくちゃ!!