「…すみませんでした」 言える口を無くした戸唖は、黙って膝をついた。 全然嬉しくない。 なんだってのよ。わたしが悪いみたい。 「戸唖。土下座なんてしないでよ」 「えっじゃ、」 「許すワケないでしょ。」 「…」 で、問題の浮気相手。 こんな事するのはただ一人しかいない。 麻里… 案外強敵だ、あいつ。 再度わたしは写真を握り潰し、戸唖の前でビリビリ破った 「…許さない」 「ひっ」 いくわよ世奈。 あんたはイケるわ。 あの女、潰してやる。