「ごめんね…ありがとう…」




夕日が見える、帰り道。



わたしは楢崎君と分かれ道で
別れを告げた






さよなら







わたしはもう泣かなかった。



前に進む




そう、決心したのだ





わたしと楢崎君は背を向け、お互いがお互いを振り返らずに、真っ直ぐに道を進んだ…