「お兄さんは君をーーー」



羽賀君が忌ま忌ましそうな視線を携帯に向けなから呟いたー




その時、パトカーの音が近くで聞こえた。



お兄ちゃんの怒号も止み、すぐパトカーの音は我が家の前で止まった。

警察だ....。

安心して肩の力が抜ける。

頭が混乱して、もうなんにも考えたくない。

お兄ちゃんがカニバリズムだとか、信じたくない、もうなんにもわからない。
もうなんにもわからない




わ か ら な い 。