数日が経ちました。

摩耶さんと子供達の仲の良さは井戸端会議をする淑女の方たちぐらいに高まっています。

以前までマリアさんの体を求めていた方達にはお帰りいただくように、仕向けたりもしましたね。

そして、私と摩耶さんが物資を手に入れるために出かける事になり、街で男性と女の子を見つける事となります。

男性は大怪我をしており、倒れているようです。

男性を見たとき、私の中で電撃が走るようでしたよ。

男性には以前会った事があるような気がしてなりませんでした。

しかし、男性の事は何も知りません。

女の子は涙しながらに、私に助けを請います。

女の子の懇願などなくても、私は助けるつもりでした。

何故ならば、前世では男性と友のような気がしてならなかったからです。

教会に連れ帰ると、私は腹の傷を治すために手術を行います。

傷を見れば、どんな相手と戦ったのか楽しみで仕方ありませんが、何とか手術を終わらせます。

その後、男性はやるべき事があると、教会を出て行きました。

そして、入れ替わるように入ってきたのが、八重さんと妖魔の男性と女性でした。

男性が求める物はマリアさんのようです。

私はマリアさんを守るために男性と戦う事になるのですが、マリアさんが途中で死地のやりとりを止めさせてしまいます。

摩耶さんの制止を笑顔で跳ね除け、男性と共に出て行ってしまいました。

残ったのは摩耶さんと子供達、妖魔の女性になりますね。

「というのがあらすじですね」

「腕が斬れてるのにあらすじを話すとは、中々やるな」

腕を組みながら話を聞いていたのが妖魔の女性です。

「いえいえ、私としては、流れを言わなければ経緯が解らないかと思いまして」

「うむ、そんな、お前にいい事をしてやろう」