妖魔05~正道~

人数は五人です。

彼等のやる気を殺ぐわけには行きませんね。

「おや、五人も私の相手をしてくれるのですか?」

廃墟はいいですね。

早速、死地に迎えるシチュエーションに出会えるのですからね。

「おっさんが女連れで格好つけてるのか?」

「格好からすれば、あなた達に勝る物はありませんよ」

昭和を象るパンクな格好は今は無き歴史ですね。

目立つ方向にしては百点を超えてますよ。

自ら狙えと言われるくらいに、凄腕なのかもしれませんね。

「なめてるよな」

「おや、この廃墟の何処にその服が落ちていたのか聞きたいくらいですよ」

「死ねよ」

持っていたのが拳銃だという事で、男性が言葉を発した瞬間に摩耶さんを抱えて飛びのきます。

そして、同時に片手でナイフを拳銃を持つ男性に投げつけます。

手にナイフが刺さると拳銃を落とし、隙が出来ます。

「パパ、ウチ、隠れとく」

「気が利く精神は、お茶の間では最高ですね」

摩耶さんは誰の目にも届かない場所に逃げます。

同時に私は走り出します。

全員が拳銃を持っているわけはなく、刃物を持って私にかかってきます。

「おや、研ぎ澄まされてますね。私にコツを教えてくれませんか?」

「うるせえ」

振り下ろされるナイフをナイフで受け止め、腹に蹴りを要れ首にナイフを投げつけます。

防御する事無く刺さると、背後からの刃物を前にいる人を盾にして防ぎます。