和やかとは言わないが、多少は落ち着いたところで湊さんが口を開いた。
『皆様に集まってもらったのは、今後の方針について話し合うためよ』
淡々と話す。
『私の思想は人間と妖魔の融合。すなわち、半妖が統べる世界を作ること』
「質問、いいですか?」
美咲が手を上げた。
『話は最後まで聞いてからがいいのだけれど、どうぞ』
「半妖が世界を統べるのは分かりました。では、半妖よりも長生きな妖魔がどこに住み、どういった生活をするのでしょうか?」
『妖魔の里は開放する。そして、人間の世界に暮らせばいいわ。ただし、純血の子供を作る事は禁止ね。それでは私のやっている事の意味がないもの』
「何故、統一する必要がある?何故、人間という弱い生き物を生かす必要がある?」
今のは改革派の発言だ。
『弱い者は弱い者なりに、頭を働かせるのよ。だからこそ言語や道具、様々な物を生み出してきた。能力や身体能力に頼りきりの私達には思いつかなかった事をやり遂げる事が出来たのよ。その恩恵を授けられて、私達妖魔の暮らしは少しばかりはよくなった。統一するのは一人一人に力を与えるため。不平等を少しでも減らし、生きるための知恵や技術を増やすためよ』
「先祖から守り抜かれてきた純血を我等の代で終わらせろ、そう言いたいのか?」
『未来を生きるための選択よ。今の状態では到底、子供達が未来を生きていけない。確かに新しいものを生み出す力はあるけれど、物にも限度はある。だからこそ、新しい選択際を作り出し、地球で子供達が未来を生きるためにしなければならない』
俺は手を上げる。
『どうぞ』
「湊さんの案にはどちらかといえば、賛成ではある。でも、どちらにせよ不平等は存在する。だとすれば、それを強制したところで同じだ。むしろ、不満を持つ事になる。もっと幅を広げた方がいいと思うんだ」
『と、いえば?』
「里の解放、人間界へと移住、それはいい。そこで妖魔達に判断させればいいと思う」
引っかかるところは多い。
『さて、ここで保守派の道元君に質問よ』
「何か?」
『現在の妖魔の里に住む妖魔達が自主的に人間界に行って、人間と結婚するかしら?』
『皆様に集まってもらったのは、今後の方針について話し合うためよ』
淡々と話す。
『私の思想は人間と妖魔の融合。すなわち、半妖が統べる世界を作ること』
「質問、いいですか?」
美咲が手を上げた。
『話は最後まで聞いてからがいいのだけれど、どうぞ』
「半妖が世界を統べるのは分かりました。では、半妖よりも長生きな妖魔がどこに住み、どういった生活をするのでしょうか?」
『妖魔の里は開放する。そして、人間の世界に暮らせばいいわ。ただし、純血の子供を作る事は禁止ね。それでは私のやっている事の意味がないもの』
「何故、統一する必要がある?何故、人間という弱い生き物を生かす必要がある?」
今のは改革派の発言だ。
『弱い者は弱い者なりに、頭を働かせるのよ。だからこそ言語や道具、様々な物を生み出してきた。能力や身体能力に頼りきりの私達には思いつかなかった事をやり遂げる事が出来たのよ。その恩恵を授けられて、私達妖魔の暮らしは少しばかりはよくなった。統一するのは一人一人に力を与えるため。不平等を少しでも減らし、生きるための知恵や技術を増やすためよ』
「先祖から守り抜かれてきた純血を我等の代で終わらせろ、そう言いたいのか?」
『未来を生きるための選択よ。今の状態では到底、子供達が未来を生きていけない。確かに新しいものを生み出す力はあるけれど、物にも限度はある。だからこそ、新しい選択際を作り出し、地球で子供達が未来を生きるためにしなければならない』
俺は手を上げる。
『どうぞ』
「湊さんの案にはどちらかといえば、賛成ではある。でも、どちらにせよ不平等は存在する。だとすれば、それを強制したところで同じだ。むしろ、不満を持つ事になる。もっと幅を広げた方がいいと思うんだ」
『と、いえば?』
「里の解放、人間界へと移住、それはいい。そこで妖魔達に判断させればいいと思う」
引っかかるところは多い。
『さて、ここで保守派の道元君に質問よ』
「何か?」
『現在の妖魔の里に住む妖魔達が自主的に人間界に行って、人間と結婚するかしら?』

