妖魔05~正道~

「あ、子鉄」

美咲が子鉄の元に走っていく。

今でも、友達である事には代わりはないようだ。

刃がこちらに歩いてくると、俺を睨みつけた。

「葉桜、テメーとは決着を着ける」

「まだやるつもりかよ」

刺々しさはないのだが、やる気はあるようだ。

「そういう時は、性欲で解決しよう」

燕が刃の腕にしがみ付き、胸を押し付ける。

「テメーは黙ってろ」

「ふふふ、大丈夫だ。私の性欲はいつでもマックスだぞ」

「聞いてねえ。っつうか、テメーは家で静かにしてろ」

「おお、私達の子供の心配か。とても嬉しいぞ」

二人のコントを見守る皆。

「仲いいわねえ」

子鉄が呆れた声を上げる。

「あん?」

子鉄を睨みつける刃。

「え?不倫したい?」

「アホが」

刃が拳を打ち出すが俺が受け止める。

「まあまあ、そう怒るなって。まだ話し合いも始まってないんだぜ」

「先にお前をやってもいいんだぞ」

「刃、止めとけ」

同じ改革派の男が刃の肩を掴んで止めた。

「ち」

殺気立っているのは男ではないが、十分なプレッシャーを感じる。