妖魔05~正道~

「これなら、いける」

動きも俊敏になり、遠距離攻撃も増えた今、確実に美咲に近づける。

「これを持っていきたまえ」

「何?」

ナンバー01が背後に何かを設置している。

「君達の世界では魔草青汁というのかね。それをカートリッジにして君の背中に設置した。魔力がなくなれば自動的に魔力が補充される」

「お前、そこまでやってくれるのか」

「存分に闘ってデータを取らしていただきたいのでね」

やはりデータにしか興味はないようだ。

「カートリッジは二本だ」

「十分」

俺のほうは準備が整った。

「そなたはこれをもって行くがよかろう」

龍姫はアカ・マナフにリュックを渡す。

「魔草青汁の味違いの缶がそこそこ入っておる」

「おや、あなたから贈り物をいただけるとは、幸運とは何かを一晩語り明かしたいですね」

「そなたには、借りがあるからのう」

何の借りかは、俺には解らなかった。

「子鉄、これを」

萌黄さんから子鉄には刀を手渡している。

「時雨ですか」

「あなたが鉄球を使うようになったとはいえ、油断は禁物ですわ。持っていくですの」

「はい、使わせてもらいます」

子鉄も、万全の準備をきす。