妖魔05~正道~

『ジャスミン』

『今もまだ、嫉妬してるよ。でも、あなたが姉さんの傍にいて、私だけ置いてけぼりなんて真っ平御免よ。それに、あなたを乗っ取ろうとすれば姉さんが悲しむ、それも嫌』

『私の我が侭に付き合わせて御免ね』

『姉さん、愛してる。だから、気にしないで。それに、千鶴にもずっと話しかけられてたら、やろうと思うじゃない。まあ、私の我が侭で、皆に痛い思いをさせたんだし、償いみたいなもの。それで、あなたは丞でいい?』

「ああ」

『最後まで、姉さんを守る盾になってくれる?』

「お前達の平和を保つ、信じろ」

纏っていた鎧は、変化を遂げる。

白だけの鎧だったが、体のところどころに黒が混じっていく。

「これが第二段階」

身が軽くなったような気がする。

「ナンバー01、スキャン」

「はい」

俺の体をスキャニングしている。

スキャンを終えると、紙に手書きで何かを書いている。

それを手渡してくる。

「何々」

『モード:ダブル・エッジ』、『モード:ダイヴ・アクセル』、『モード:ダスト・ライト』の三つが綺麗な字で書かれている。

上から、二つの能力を同時に使うことが出来る。

『モード:神速』の時間短縮。

『モード:真刀』を砕き、光の粒として相手に撃つ事が出来る。

最後の技には葉桜靜丞のコアがなければ成り立たないと書かれている。

細かく書かれているのは助かるところだ。

最後の注意文は必要かとも思えるが、爺さんには感謝する他ないな。