ドアを開けて家に入る
何も言わず部屋に向かう
部屋の中に
ゲージを噛む音が響く
部屋に入りゲージに向かう
そこで始めて
実感する
家に帰って来た事を…
そして一言
「ただいま」
ゲージを開けると飛び出してくる
小さな身体で手に飛び乗る
そして
乗るなり
小さな舌で手の平を舐める
愛らしい「おかえり」
その仕草に安堵を覚える
そして
頬ずりをしながら
溶けてゆく疲れや緊張
そうやって
必ず迎えてくれる
迎えてくれて
ありがとう
癒やしてくれて
ありがとう
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