シュウと出会ったのは3日前……

「ちはー」

……。
だれだ。

「リョウってやつおるか?」

俺?

「俺だけど…」
「おぉ、お前か」
「なんだよ…」
「いいから、来いや」

だれか分からん突然来たやつに俺は服の袖を引っ張って、家から出した…。

「なんだよ!お前誰だよ!俺に触んな!」
「いいから、とりあえず王宮行くぞ!」
「なんで、俺があそこに…」

「いい、自分で歩くから!離せ!」
「お前…生意気やなぁ」
「うるせぇ。なんで、お前ココに来たんだよ」
「えっ、国王に頼まれて…」

「リョウ…。お前、待てって!道わからんやろ」
「俺、呼び捨てで呼ぶな!」
「まったく…生意気なガキやなぁ…」
「うるせぇよ。ごちゃごちゃ言うなよ。国王に頼まれてんだったら俺の立場分かってるだろ」
「まぁ?」

こいつ…ムカつく…。

「まぁ、俺のが年上やから!」
「そんなの関係ねぇよ!」
「国王の息子のくせにあんなとこいたやつに言われたかないし」
「おまっ、…はぁ…。お前…デリカシーってもんねぇのかよ…」
「ん?ねぇよ。俺、適当やし!」

そう、こいつは歯をだして笑った。
俺に名も継げずに…。