「話して。なにがあったの?」 ピタッと足を止める愛冠ちゃん。 視線は、コンクリートの地面。 「……今日ね、お兄ちゃんが女の子と話せたってご機嫌で帰ってきたんだ。愛冠ねそれ見て、心臓がキューってなって苦しくなった。お兄ちゃんは愛冠のことなんか見てないんだって…。いつも見つめてる愛冠に気付いてないんだって。」 それは。 「愛冠ちゃんは、…お…お兄ちゃんが好きなのかな?」