「あら〜ホントだ」 お母さんは相変わらずのんきだ。 「でも、大丈夫よ♪そのうち治るから」 「そのうちって、どのくらい?お月様はどうなっちゃうの?」 僕はもう泣きそうだった。 「ったく、優!いい加減にしてよ。うるさくて、テレビの音が聞こえないじゃない」 麻奈お姉ちゃんが怒った。 「うぅ..お姉ちゃんのバカ!!」 なんでテレビなんか見れるの? お月様が無くなっちゃうかもしれないんだよ? そんな事を考えているうちに僕は眠っていた。