「でもラッキーだよね。ワンピース買ってもらえて。素直に喜べばいいのに。」

由美ちゃんは何気なく言った。


「え、由美ちゃんだったら素直に喜ぶの?」




あたしは目を丸くして聞いた。


「うん。男性からプレゼントされるなんて素直に嬉しい。ラッキーって感じ。しかもかっこいいんでしょう言うことないね。」






「え、そういうものなの?」



あたしがまじまじと聞くと由美ちゃんは呆れたように笑った。


「いや〜、軽く考えてたらそうなんだけど。芽衣は真面目だから、芽衣にはわかんないよ。」




そう言われてちょっと落ち込む。

あたしにはわかんないって…。











ところで合コンの帰りあたしを送ってくれるはずだった将吾君はどうしたんだろう。