芽衣の恋愛論




「…芽衣ちゃんて、彼氏いるの?」







あたしは目が点になった。



「いない…けど…


まさか聞きたいことってそんなこと!?」





将吾君は頷いた。




あたしはガッカリした。




「そんなこと電話で聞いてよ。」



あたしはもっと違うこと想像してた。
将吾君の仕事のこととか、気になるこが2人いるけどどっちがいいかとか
いろいろいろいろ考えてたのに…。



「俺の友達が芽衣ちゃんが男と歩いてるの見たって言うから。恋人同士みたいだったとか言うから気になって。」