行くってだけでこの言われようだったらセッティングなんてお願いできないな…。
言わなきゃ良かった。
あたしはしょんぼりしていた。
由宇君に怒られてちょっと泣きそう。
「まあ行ったっていいけど。心配だなぁ。サトルからもなんか言えよ。」
「…何もないよ。」
サトル君の冷たい言葉。
余計に悲しくなった。
「あ、終わったら連絡して迎えに行くから。」
サトル君が閃いたって感じで声も明るく言ってきた。
あたしには意外な言葉だった。
「お、それがいい。」
と由宇君も大賛成。
「な、これで解決。芽衣わかった?」
「わかった。」
あたし解決して思わず顔がはにかんじゃう。
それにしてもこの2人は何をそんなに心配してるんだろう。
こんなもんなのかなぁって思いながら、焼き鳥を食べた。

