ある日の夜近所のコンビニの前を通ると芽衣の姿を見つけた。 「よっ買い物?」 気軽に声をかけた。 「あ、こんばんは。夕ご飯を買いに。」 新社会人の芽衣は梅雨入りの頃には残業も増えて疲れてるのがわかった。 「何も作る気しなくて…。」 芽衣は照れたように、付け足した。 「そうだ!明日うちにご飯食べに来なよ。俺が作ってやる。」 「え、でもぉ…。」 「コンビニも飽きただろ?会社帰りにうち寄ったらいいだけの話だし。」 「うん、じゃお言葉に甘えて。」