着いた場所はずっと前に2人で来たことのある映画館だった。
「俺はあの時芽衣と2人でここに来た時、もう芽衣に片思いしてたんだよ。知ってた?」
「あの時は嫌われてると思ってた。」
「えー?!ああそうか。緊張して上手く話せなかったから。」
サトル君は笑った。 私もつられて笑った。
やっぱり好きってその時感じた。
もう2度と会えないと思ってた人が突然目の前に現れて、付き合うなんて現実的じゃなくて。
まだちょっと宙に浮いてるような気分。
ずっと応援してたから。
ずっと大スキだったから。
サトル君を拒む理由はない。

