芽衣の恋愛論

芽衣も俺からの連絡を待ってるんじゃないのかな…。

なんて、気付けばもう2週間も経っていた。

そろそろ顔を見に行ってみようかな。

すっかり弱気になってしまった。

つうかやっぱり、別れたことになってるんじゃないの?!


ものすごく不安だよ。早く会いたい。会って確かめなければ。


とりあえず素直になって一度会いに行こう。

話はそれからにしよう。




このままでは本当に終わってしまう。

俺は芽衣が好きだ。


俺は芽衣の家に向かった。

夜の9時半、芽衣の家に着く頃には10時になっているだろう。


オートロックのマンション玄関、緊張しながら芽衣の部屋の801を押した。
どんな顔して待ってたらいいかわからないから下を向いて待った。

でも反応なし。留守だった。

由宇もまだ仕事だし。

近くのコンビニで立ち読みしながら待つことにした。


雑誌とか漫画、一通り目を通したら11時になっていた。


やべ、遅くなった。
慌てて芽衣のマンションに戻った。
インターホン鳴らしたけど、やっぱりし反応なし。

「おせーな。」
思わず口からこぼれた。

携帯を見た。メール、今日もなかった。

電話してみようかな。


迷いながら立ち止まった。
見覚えある車が目に入ったから。嫌な予感。

思わず隠れた。