その内容に愕然となった。
裏切ってはいない。
でもでもでも
はっきり言って ヤダね。
芽衣は泣いてる。
こんなにモヤモヤする話聞いたことない。
誰も悪くない。気がする。
でも俺はヤキモチ妬いてる。
あいつと楽しく1泊2日した芽衣が憎い。
「とりあえずわかったから。今日は帰る。家で整理させて」
俺が言うと芽衣は涙目で頷いた。
そのまま家に帰ったけど、なんだか落ち着かない。
また仕事に戻った。
由宇にも話した。
「芽衣が好きなのはサトル何だから、サトルが好きなのは誰か?」
と言われ、心の中で芽衣が好きと答えた。
でも好きだからこそ、怒りがこみ上げてくる。
すきだからこそ許せない。俺って器が小さかったんだ。
自分でも知らなかった。
せめて相手が零次じゃなかったらな。
他の奴なら良かったのに。

