芽衣の恋愛論




ベッドにうつ伏せして寝てしまった。
看病している人みたい。








明るくなって気づくとベッドの上だった。

ちゃんと布団もかけられていた。

サトル君はいない。
起きてリビングに行くとサトル君がソファーに寝ていた。


なんて優しいんだろう!!
感動した。

時計を見るとまだ7時。
私は簡単に朝食を準備した。


「ふぁ〜、おはよう。」
あくびをしながらサトル君は起きてきた。

「和食だ、うまそう!俺のもあるの?」


「おはよう。もちろんあるよ。新しい歯ブラシも洗面所出しといたよ。顔を洗うでしょう?タオルも棚の使ってね。」



「サンキュー。」

と言って顔を洗いに行った。

戻ってきて椅子に腰かける。

「いただきます。」

って美味しそうに頬張る姿が可愛く見えた。



「あの、ベッド取っちゃってごめんなさい。どうやって移動させたの?」


サトル君は豆腐のお味噌汁の入ったお椀を傾けた。

「ちょっと抱き上げて。」

「全然気づかなかった!」


私も食べ始めた。

「芽衣が料理できるの知らなかった。来てラッキーだな。」


「え、そう?これくらいで良ければいつでもどうぞ。今日のお礼に。」



「お礼ならこの朝食で十分だよ。」