立ち話もなんなんであたしんちに入ってもらった。
「基本的に信用しちゃだめ。
男はみんなオオカミ
個室に2人きりになっちゃダメ。」
「守ってるよ。由宇君しかこの部屋も入れてないし。」
恋愛に鈍感どころか何もわかってないあたしに由宇君は先生になって指導してくれている。
由宇君には遠距離恋愛してる彼女がいる。
「よし。
将吾さんだっけ?告白はされてないの?」
「されないよ〜そういうんじゃないから。」
あたしは笑いながら答えた。
由宇君は真剣な顔してる。
「そう思ってるのは芽衣だけ!好きだからご飯食べ行くんだよ。芽衣が友達って言ったって向こうは違うよ。友達としてなんて見てないよ。」
将吾君はそんなことないのに〜って言いたいのをこらえた。
今の由宇君に何を言っても勝ち目なさそう。

