この国の名前はリギル

そしてこの世界はリギルによって支配され、リギルの思うとおりになるように作られている

レオは天使

天使はこのリギルにとって最も嫌悪され、蔑まれ、見下されるべき存在として長い間差別され続けてきた。

しかし天使が居なければ、レオが居なければリギルはこの世界を支配し続けることはとても困難なことだろう




レオは今日も差別し続けるリギルのために天使としての力を使う。

レオにとってはそれが生きる唯一の意味であり、レオからそれを取ると、何も残らなくなってしまう。

レオにとってリギルは憎しみの対象では全くない。

それがリギルの計画だったから



今、この世界で生きている天使はレオの他には一人もいない。

レオはそれを何とも想っていない

レオの心は腐敗し始めている

今のレオはただただリギルを守るロボットのような存在になっている。