平駅〜豊田駅・230円



「う、うん」


私がうなずくと、長めの前髪からのぞく彼の目がゆっくり細められ


「よかった」


そう言って微笑んだ


その笑顔がきっかけに


ずっと掴まれたままだった腕が、加速度的にどんどん熱くなる


一気に目が覚めた私は、彼が持ってくれていた私の鞄をひったくり、一目散にその場から走り去った