「う、うん」 私がうなずくと、長めの前髪からのぞく彼の目がゆっくり細められ 「よかった」 そう言って微笑んだ その笑顔がきっかけに ずっと掴まれたままだった腕が、加速度的にどんどん熱くなる 一気に目が覚めた私は、彼が持ってくれていた私の鞄をひったくり、一目散にその場から走り去った