キミは明るくて元気でカッコ良くて・・・そして優しくて・・・



あたしにとってキミは太陽のような存在だったんだ。




自己紹介が終わって隣の席だったキミはもう
クラスの人気者だったよね?





みんなに囲まれたキミはいきなり席をたった。


そしてキミはあたしの席に来て



「あ・・・えっと初めまして!お前もも一緒に話そうぜ!!俺は長谷川 陸!!俺のコトは陸でいいから☆・・・お前のコトはなんて呼べばいい?」



って話しかけてきてくれたよね?


正直あたしに話しかけてるなんて嘘みたいだった。



話が下手なあたしは



「中本美空(なかもとみく)・・・です」



としか言えなかった。



そんなあたしにキミは



「んじゃあ美空(みく) ・・・でいいか?」



って言ってくれた。



今までならやっぱ話続かないとか



話かけられてもうまく答えられないあたしに



みんな呆れてたのに・・・




やっぱりあたしにとってキミは特別だったんだ。




キミは強い人だった。

今のあたしが強くいられるのはキミのお陰なんだよ?

だから・・・もうそんな顔しないでよ・・・


陸・・・