恋の合図



その人が持ってきた中身はお茶や水、ジュースなどが何本も入っている


「…じゃあこれで」


「はいよ。あ、」

するとその人はポケットを探り出した


「お疲れさん」


その人はニッと笑い私の手のなかにアメを置いた


(アメ…?)


「一人でやってるみたいだけど部活生じゃないよね?」


ふとジャージを見ると胸のところに二年生を示す赤の名前の刺繍が見えた

(原田、先輩か…)


「テストが悪すぎて強制参加です…あはは」