ダンスレッスンは基本、
先生の指導で動く。
今の先生はハードすぎる…。
今日も汗だくなグループ。
「紗絵ー。今日もコンビニ!!」
「うん、行こ行こ!!」
コンビニとは、
いつも私達がダンス帰りに
寄っている所。
いわゆるたまり場ってやつ。
「あっつー!!
やっぱコンビニは天国ー。」
「あははは!!確かにっ!!」
こんな変な会話。
でも紗絵とダンスしてたり
変な会話してたりが
凄く楽しくて嬉しい。
「紗絵ぇぇぇー。
わたし土曜も学校だし…。」
わたしがまたまた出した話題…
どうでもいい話しなのに
紗絵はいつものってくれる。
「まじー?!椎名の学校
大変そぉ…。
慣れたって言ってもまだ
01日しか行ってないしねぇ。
友達は??どう、できた??」
紗絵はいつも気にして
くれていた。
友人関係のこと…。
中学校は違う道に進んだ
けれど、小学校の時は
ずっと一緒だった。
だから小学先のわたしを
すべて知っている。
わたしが小04の時から
だった…。
なんの前触れもなく
わたしは立派ないじめを
受けていた。
そんな中01人、紗絵
だけはいつも助けてくれて、
味方してくれていた。
「紗絵??
わたしと居たら紗絵まで
いじめられちゃうょ…。
だから……」
わたしがそんなことを言うと
紗絵はいじめている子を
そっちのけにして…
「大丈夫!紗絵は椎名と
一緒に居たいだけだから!!」
と言って、
「これ以上椎名のこと
いじめたら真面目に
ぶっ殺すから…!!」
わたしは今でもあの時のことを
忘れない。
きっとこれから先もずっと…。

