わたしが先生を強く思う
気持ちは変わらなかった。

それどころかどんどん
気持ちが成長して行く。

でも、思う様には
行かなくて会えない日々が
続いた…。

「…椎名ぁー…
顔が死んでる…!!」

「ふぁー?!」

最近心配していつも声を
かけてくれる、舞子…。

そんな優しい舞子にも
ついあたってしまう…。

「…椎名…我慢は…
良くないよ?!
会いたい時に会えばいい
じゃんっ、ね?!」

「…仕事で忙しいんだよ…」

「し…いなぁ…」

いつもこの理由で自分を
落ち着かせていた…。

最近学校がつまらない…。

前まで…先生が居るから
学校に来てただけで、
今は全く楽しくない…。

「ね…舞子…。
保健室行く…」

「なに!?具合悪いの?!」

「う!?う…」

舞子は分かってくれたのか、
一緒に保健室まで付き添って
来てくれた…。

‘カラガラー’

「庄司せんせぇー。
辛すぎる…」

庄司先生とは保健室の先生。

めっちゃ可愛い!!

「ん?!大丈夫??何かあった!?」

「がー。ん…いやぁ…」

庄司先生は、何も聞かずに
ベットを指さして…

「いいよ、寝てて!!
良くなったらクラスに
行きな?!」

「ふあい…
舞子おー」

「ん!?し、椎名!?
泣かないのおー!!
もー!!」

「ふぇーん!!」

会えない時間がこれだけ長いと
こんなに辛いんだ…