「あ、今日は終わり!!
時間だからね…」

「はぁーい!!」

…はみ先輩が言った。

「お疲れ様でした…」

わたしはただそれしか
言えなかった。

「お!?宇井川さん、
今日めっちゃよかったよ!!」

「ありがとうございます!!」

…う…

痛い視線…。

はみ先輩だった…。

「…」

やっぱりはみ先輩は…。

うぅ…。
あんなに可愛い方なのに…
叶いっこないよ…。

「せんせーい!!」

う…なんだあんな猫語は…!?

先輩ですが言わせてもらいます

キモい…。



「お疲れ様でした」

はみ先輩はわたしを見て
フフンって…

ムカー!!

ムショウに腹がたつんです
けどお…

あーあ、
あんな可愛い声で
言われたら先生も…

ポタリ…

また涙…。

最近泣くこと…
多いな…。

「…せ、先輩?!」

?!

後輩ちゃん…。

この子は 伊東 真希
と言ってすごくいい子で
仲良い子。

「あ、真希…。
心配かけちゃってごめんね。
でも、平気だよ…?!」

「せ、せんぱ…」

‘ガチャン’

「アハハハハ!!」

楽しそうな声…。

ドアが開いた瞬間…
先生とはみ先輩がイチャ
ついてるのを静かに見る
わたし…。

調度通り過ぎたところで
またわめく…。

「せ…んぱ…いぃ…」

「ううううう…まあ…きい…」