泣き疲れたせいか、
目を覚ますともう09時を
まわっていた。

「んー。」

‘ピロロピロロ〜♪’

携帯が鳴る。

「もしもし…??」

「あ、椎名??」

「あ…舞子??」

「うん!!今日遊ばない??」

…今日かぁ…
調度暇だし…
相談にも乗って欲しいし…
気分転換にもなるし…
…いいなぁ…!!

「うん!!」

「え、本当?!
やった!!じゃあ…」

その後は時間や待ち合わせ場所
を決めて舞子との電話を
切った…。

舞子と遊んでいる間は
お決まりの恋バナ。

悩みなど色々なことを
話した。

思い起こせば先生に初めて
会った所って…
職員室だったかな…
改めて語った場所…
駐輪場だったよね…
先生は覚えてないかな…
でもね??
わたしは覚えてるんだ…。

ずっとずっと…
先生がわたしの側にいなくても
先生ともう、サヨナラしよう
なんて思わないよ…。

それを教えてくれたのは…
舞子と…先生なんだ…よ…。

先生が今何も思ってなくても
これから思ってくれる様に
なれば…少しでも思ってくれる
様になれば…
わたしはもう幸せだよ…。