貼り紙には…

『スピーチコンテストオーディション』

と書かれていた。

「椎名出てみたら??」

わたしは英語が大好きで
得意な科目。

逆を言えば、勉強は
英語しか出来ない
ただの英語バカ…。

だからスピーチコンテストにも
興味があった。

「…。
出てみよう…かな…??」

「本当!?
じゃあ、マイも協力する!!
何か出来ることないかな!?」

「うーん…。
とりあえず一週間後だから…
発音とか読み合わせとか
一緒にやって貰っても
いいかなぁ??」

「もちろん!!」

舞子は親指を突き出して
わたしに向ける。

「頑張ろっ!!」