「マジで海最悪!!」

「調子乗ってんじゃねー!!」

こんな会話が毎日飛び交う。

ゴメンね…。

うみ…
ウミ…
海…

汚しちゃって…。

こんなわたしにこれから
恋は実ると思いますか??

実って欲しいな…。

「ねー!!
椎名!!お取り込み中に悪い
んだけど…。」

「全然大丈夫だよ!!
どうしたの??」

舞子が黒板に指をさす。

それにつられて見上げる様に
わたしも黒板を見る。

そこには大きな貼り紙が
してあって…

……

そこからだよね…。

わたしの幸せ…。

辛くて寂しくて…切なくて…。

舞子が見つけてくれたのかな??

わたしが大人に近づく時が…。

来たのかな…?!