不安そうなわたしを見て、
舞子は軽く肩を叩き、

「大丈夫だよ!!」

そう言ってくれた。

「宇井川さーん?!
宇井川さんは体育館に
行っててください。」

「あ、はい…。」

先生が指示を出す。

体育館まで行ったわたしは
01人だけだった。

「もうすぐで、生徒逹来るから
…君には自己紹介をして
貰います!!」

さっき指示を出してくださった
先生が急いで来てわたしに
言う…。

「は…はい…。」

わたしは顎で返事をして、
01人で考えていた。

自己紹介のことよりも先に…
またイジメに合わないかとか、
ガラの悪い人に絡まれないか
とか、まあ色々…。

‘ガチャン!!’

新しい学校の生徒が入場
してきた。

わたしの緊張は高鳴る…。

「椎名!!ガンバっ!!」

舞子が小声で言ってくれた。

「うん!!」

わたしも小声で話す。

そろそろだろうか…
自己紹介は…。