学校を辞めてから
02ヶ月…。

わたしは01人で誰も居ない
廊下を歩いて学校中を
見学する…。

学校やクラスの雰囲気は
とにかく明るいみたい!!

少し、安心できた自分。

‘タッタッタッタッタッ…’

誰かがわたしに近付いて
来る足音…。

誰も居ないはず…
!!部活だ!!

「あれ?!
もしかして、転入生?!」

「あ、はい!!」

振り向くと、わたしより
ずっと背が高くて、
ショートが似合うクールな子が
立っていた。

「えっと…名前は…」

「宇井川 椎名です!!」

「了解!!
あ、マイは中川 舞子。」

「舞子先輩ですね?!
分かりましたっ!!」

彼女はクスクス笑う。
わたしは不思議に思い、
首をひねる。

「ゴメン、ゴメン。
わたし椎名と同学年だよ!?」

「えっ!?」

「だから舞子でオッケー!!」

自分よりはるかに背が高いから
先輩かと思っていた…。

「分からないことがあったら
何でもマイに聞いてね?!」

「うん!!ありがとう。」

舞子はクラスまで連れて
行ってくれた。

「ここが02年01組ね??」

偶然、舞子とわたしは
同じ組だった。

なんだかそれが凄く嬉しく
感じた。

友達って言うのが
久し振りだったから…。

「うんと、次は集会だから
椎名自己紹介すると思うよ?!
マイが見守っててあげる!!」

自…自己紹介…?!

聞いてないよー!!

何を言うんだ?!

名前とか…
彼氏居ないとかそんなん?!

「うん…。」