「おっはー!!」

わたしは眠い目をこすりながら言った。

今日から新しい生活をおくろうとしている。

「今日はどうやって学校迄行くの??」

そう聞く母。

「チャリぃ…。ママは仕事でしょ??」

母はわたしの準備している姿を見ながら言った。

「…うん…ゴメンね…。」

「何で謝るの!?」

その後母は何も言わなかった。
暫くし、わたしはまだ少し寒い外へと出た。

「行って来まぁーす!!」

自転車では駅まで。

その後は、バスと電車。

わたしは、40分かけて学校へ行く。

初めての学校、
わたしは緊張しながらも
まだ誰が居るのかも分からない
クラスへと向かう。

‘ガラガラガラー’

「えっ!?まじ、可…」

向こう側では男子が
騒いでいる。

どうせ、
『まじ、可愛いくねぇー』
って言いたいんだろうと思う。

「えーっと…、わたしの
席はっと…あ、ここか!!」

‘ガタン’

「フゥー」

(っとお隣の方はぁ…)

「あの!!お友達に…!!」

…???

「あー、うんっ!!なろ!!」

話しかけて来た人、
わたしの隣の子。

「あーっと、うちは由香子!
呼び捨てで宜しくね!!」

その子、由香子はフッと笑みを
浮かべた。